コンテナハウス×歴史



目次

梅雨入り・・・

毎日すっきりしない天気が続きましたね( ;∀;)

雨の日は洗濯物が思うように乾かず、苦戦しています・・・

子どもの服は1日で3セット消費なんて序の口です(>_<)

手洗いだとなかなか仕上がりが良くならずゴワゴワに・・・

衣類乾燥機は置く場所がないので、除湿機を今年こそ買おうかといろいろ吟味している最中です!!

冬の洗濯もなかなか乾きが悪いので1年中使えるものがいいですね!

最近はサンルームにも憧れています(*^_^*)

物干し場だけでなく、多様な使い方が出来るのでいいな・・と思います!!

コンテナの歴史

今回はコンテナの歴史に触れていこうと思います♪

そもそもコンテナは今までどのように進化してきたのでしょうか・・・

ふと、コンテナの発祥地は?なぜできたのか?と疑問に思ってしまいました(笑)

色々とコンテナについて調べたり、教えて頂いたりしていますが歴史に関しては・・・

実はコンテナが世の出現したのはまだまだ日が浅いのです!!

もちろん、建築用コンテナはさらに最近のことです(>_<)

まだまだ建築用コンテナという言葉を知っている人は少ないのではないでしょうか・・・

とは言っても!!『コンテナ』という言葉が浸透しているだけで

そのものを指す海上輸送用コンテナ(国際海上貨物用コンテナ)や航空貨物用コンテナ

という呼び名はあまりメジャーではないのかもしれません。

私もこのチームに入るまでは、違いなんて全く知りませんでした・・・

関わる事がない限り、他分野や日常生活の中にないものを知る機会は少ないですね(>_<)

マルコム・マクリーン

コンテナでの海上輸送の始まりは1959年、運送業で活躍していたマルコム・マクリーンという人物が

陸送の経験をもとに、手作業での積荷の移動や天候による作業中断の効率の悪さを変えよう。

と思い立ったことが始まりだそうです(^O^)/

マルコム・マクリーンはトラックの荷台をそのまま船に積めないか?と考え、

アメリカで初めて58個の金属コンテナを輸送しました。

(欧米では小型の積み重ね出来ないコンテナがすでにあったとか・・・)

手作業で中身を入れ替えることなく、目的地まで輸送する。

これが実現できたことで、海上輸送界に変化が訪れました!

・丈夫な金属製の箱であるため貨物が輸送時に受けるダメージが少ない

・丈夫な金属製の箱は長期間繰り返し使用できる

・積み替えが簡単である為、時間・人件費の削減が可能

・盗難・不正輸入リスクの減少

などなど多くのメリットがあげられます!

マルコム・マクリーンはさらに、船に搭載した✨クレーンを使って積み下ろしが出来るように

コンテナの四隅に金具を設置したり、船上での移動がスムーズにできるようレールをしいたり

まさに海上輸送界の革命児!!となりました(^O^)/

コンテナ輸送の発展はこの方のおかげですね♪

現在コンテナが効率的に安全な環境で輸送されている背景が1人の人間の発想からだとは・・・

思ってもいませんでした!!歴史は面白いですね✨

このマルコム・マクリーンの改革からすぐにコンテナ輸送が普及したわけではありませんでした・・・

コンテナを利用する為の港湾設備が追い付かなかったためです。

徐々に国際取引が増え、コンテナ以外の積み下ろし設備が機械化されるなどの流れが

コンテナの利用価値をあげていきました。

国際取引が多くなったことで世界的な規格の統一が求められISO(※1)により規格が設けられました。

これが20ftや40ftなどの大きさです。

基準が示されたことにより好調に普及し、世界の海上輸送の90%をコンテナが占めるまでに成長しました!!

独自の基準ではなく世界基準が設定されることでこんなにもシェアされるとは・・・

ISOの活動は素晴らしいですね!!

世界的にコンテナの利用が普及したのが1966年だそうです。

日本は1967年に394個のコンテナを積んでアメリカへ出航したのが始まりだそうなので

かなり最先端ですね!!(*^_^*)港湾設備を整えて下さった日本に感謝です✨

(※1:一般財団法人日本品質保証機構『ISOとは』

参考資料

コンテナは物流の常識を変えた!歴史やサイズなど基礎知識を紹介

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)マルコム・マクリーン』

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)コンテナ』

シゴラボ

【ほぼ毎日更新】国際物流業者のつぶやき

建築用コンテナ

そんなこんなでコンテナが世界に広まったわけですが・・・

普及していく過程で様々な機能がついたコンテナが作られました。

  • ドライコンテナ・・・一般的な用途
  • リーファーコンテナ・・・冷凍・加熱用
  • サーマルコンテナ・・・保冷・保温用
  • ペンチレーターコンテナ・・・通風孔のついたコンテナ
  • タンクコンテナ・・・液体・気体用
  • ペンコンテナ・・・動物用

上記以外にも機能付きコンテナはたくさんあります!!!

何でも運べるように様々な機能が開発されていますね♪

コンテナが流通で欠かせないものとなったことがわかります!

そして建物として使用されるまでになりました(^O^)/

1987年、フィリップC・クラークがコンテナを住居製品として米国特許を取得しました。

1990年代、海外では海上輸送用コンテナを簡易要塞や簡易住居として戦時に使用していたそうです。

2000年代より、貨物ではなく設備そのものを運ぶものとして開発され続けています。

参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』  83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9

弊社の災害ユニット等もその一つです。

ですが、本来コンテナは建物を建てる為に作られたのではなく、箱の状態がベストな状態です。

海上輸送用コンテナで使用されているISO規格鋼材は柱部分は強いのですが屋根はあまり強くありません。

窓や入り口を造れば、途端に強度は落ちてしまいます。

そこで、断続的な使用、随時かつ任意に移動できないコンテナは建築基準法に基づき建築確認申請を行うこととなりました。

地震や台風などの災害が多く発生する日本は世界一建築基準が厳しいと言われています。

この基準を海上輸送用コンテナが満たす使用に改造するには難しいのです。

だったらコンテナ自体を基準が通る仕様に作ればいい!!

と、完成したのが私たちが建築用コンテナと呼んでいるJIS規格鋼材を使用したコンテナです。

こちらの説明は 『初心者が学ぶコンテナハウスの注意点  に記載しています。

使用されているコンテナを再利用するのではなく、基準を満たす物を新しく作る。

海上輸送用コンテナより価格が上がってしまう理由です。

建築上のメリットや外観の特徴が評価され、少しずつコンテナハウスが増えてきました。

しかし、日本ではまだまだです!!

一緒に歴史を増やしていきませんか??