アメリカでタイニーハウスが流行！トレーラーハウスで作る小さな家・小さな暮らしとは？

出典:www.fayettevilleflyer.com

アメリカではリーマンショック以降、アメリカ特有の「大きな家」ではなくトレーラーハウスなどの「小さな家」に住むという選択をする人が増えています。
その背景にはサブプライムローン問題で家を失った人たちや、それに影響を受けた人々が「本当に大切なもの」だけをもつことができるシンプルな暮らしを求めたからです。
また、大量生産大量消費というそれまでのアメリカの文化的慣習に反した生活を送ることに重要な意味を持たせる人もしばしばいます。
最初は50代以上の人がこうした暮らしを選択することが多かったのですが、最近では20代30代の若い世代にも広まっています。

その証拠にアメリカではタイニーハウスのトップクリエイターが出現したり、タイニーハウスづくりの番組が人気を博しています。

タイニーハウス～大きなアメリカの極端に小さな家～（Tiny House Nation）

アメリカの番組タイニーハウス～大きなアメリカの極端に小さな家～（Tiny House Nation）をご存じでしょうか？

司会のジョン・ウェイスバースと家づくりの専門家ザック・ジフィンが全米を旅して、
小さな家を建てたい家族の生活スタイルに合わせたカスタム仕様の家を完成させる番組です。
日本でいえば大改造!!劇的ビフォーアフターのアメリカタイニーハウス版といった感じです。

ネットフリックスで視聴できるので、タイニーハウスに興味がある方は是非見てみてください。

ファイエットビルのトレーラーハウス

番組では小さい家つまりタイニーハウスに住みたい依頼者のためにタイニーハウスを作るのですが、
依頼者は小さい家(タイニーハウス)に住みたくて自分たちDIYしてみたけれど、もうこれ以上はお手上げだわ。
と呑気な夫婦だったり、問題を抱えた家族がタイニーハウスづくりの過程で和解していくなどその人間模様も面白さの一つ。

今日紹介するのは、ヴァイオリン奏者と冒険ジャーナリストのカップルが番組に依頼して建てられたトレーラーハウスです。
完成した家には、リビングルーム、バスルーム、ロフトスタイルのベッドルーム、それに大きなキッチンがあります。高い天井と、自然光を取り入れるための窓もたくさんあります。

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大切なものだけが置かれた独立したトレーラー部屋

大切なものだけが置かれたスペースには無駄なものは一切なく、無駄なものを置くスペースもありません。

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大切なものだけの暮らしは幸せ

彼らは物質的な所有物以上の価値をこのタイニーハウスに見い出しました。例えば今まで以上に旅行を楽しんだり、家にいる時間が増えたのは、大切なものだけでつくられた家での生活に満足しているからだと語っています。
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トレーラーハウスで作るタイニーハウス

さて、番組ではしばしばトレーラーハウスによるタイニーハウスづくりが紹介されています。
トレーラーハウスが選ばれる理由は「車両」であるからこそできるその利便性です。

・比較的簡単に移動が可能
・いらなくなれば売却可能

トレーラーハウスの暮らし安さ

また、生活するうえでもっとも重要なのがライフラインです。トレーラーハウスは普通の住宅と同じようにライフラインをお使いいただくことが可能です。

①トイレなどのライフライン
給排水、給電、ガスは一般的な建築物と同様に供給が可能で、排水は下水への接続、浄化槽への接続も可能です（ガスはプロパンガスになります）。もちろんエアコンの設置も可能です。
しかもこれらの設備は工具を使用しないで着脱可能であるため、必要な時にすぐに外して家ごと移動できるようになっています。これはトレーラーハウスの設置基準でもあります。
②快適性
また、クレイドルキャビンのトレーラ―ハウスは気密性が高く、断熱材もしっかり使いますので夏は涼しく冬は暖かい、1年を通して快適な暮らしを送ることができよう考慮して作られています。
③地震・災害
トレーラーハウスは走行時の振動にも耐えられる設計になっており、設置後もタイヤが振動を吸収するというメリットもあります。地震によってジャッキがはずれてもタイヤと先頭の油圧ジャッキで固定されているため転倒の心配はありません。